月に沈む闇
第二章 『湖底都市の攻防』
  




第五話

「あれ? 今の……なにかしら」
 いつものように街を散歩していたシリアは、何か不思議な影が流れるのを見たような気がして空を仰いだ。空と言っても実際はリュバサの湖底だ。魚や水草の影などが見えてもおかしくはないのかもしれない。
 けれども『リュバサの天井』と呼ばれる結界が張り巡らされているおかげで、木漏れ日のような光が満たされた湖底は広く澄んだ青空のように見えるのが常だ。
 シリアがこの街に来てから数ヶ月。今までに"天空"に影のようなものなどは見えたことがない。それなのにいま確かに、何かが空を……湖底を横切るような影が見えたのだ。
「なんだか嫌な感じ。アリューシャはまだ帰ってこないし……」
 引き止めるのも聞いてくれずに帝国軍の様子を見に出掛けてしまった少年の名を恨めしそうに。けれどもとても心配そうに呟きながら、シリアは空色の瞳を曇らせた。
 彼が出て行ったのは昨夜遅くだった。すぐそこ……湖岸にいる帝国軍の様子を見てくるだけだからお昼までには帰ってくる。そう言っていたのに、とうに昼は過ぎてもう夕刻に近い。
 しかも、ヒューイや知り合いの将軍。そして騎士たちは何やら慌しく王宮へと向かってしまい、アリューシャの安否を尋ねられるような相手も近くにいなかった。だから余計に心配になる。
「アリューシャの馬鹿」
 せっかく再会できたのに。偵察なんかに出たりするから一緒にいられたのはほんの数時間なのだ。まだ騎士でもないのにどうしてそうやって自分から危険に身を晒そうとするのか。シリアには理解できない。いや。理解したくなかった。
「あっ! また……」
 見上げていた空に再び何か大きな影が流れるのを見て、シリアは思わず両手で口を覆う。
 今度はハッキリと見た。まるで幾本もの反物をいっせいに床に広げたかのように細く長い影が幾筋も天を流れ、そして消えてゆく。それが短時間のあいだに何度も繰り返されていた。
「なんだ? 空が変だぞ!?」
 やがて異変に気付く人間が増え、和やかで明るい街の雰囲気がざわめきに揺れる。時間が経つにつれて、蒼い天上はまるで水面に石を投げ込んだように大きな波紋を広げ小刻みに震え始めていた。
 帝国の軍が湖を囲むように居ることを街の人間たちは知らない。けれども、何かただならぬことが起きようとしてるということは、今の空の様子からも明らかだった。
 空に浮んでは消えていた影は次第に消えることがなくなり、全体をおおい尽くすように広がっていく。まるで厚い雲に覆われた曇天のように蒼空は隠れ、街に射していた陽光も消えた。
 あまりに不可思議なその様子に、外を出歩いていた者たちは慌てて家に帰るように走りだしていた。このまま外にいることが、不安になるような空の色だった。
「シ、シリアっ。なんだかよく分からんが、危ないからうちに入っておいで」
 ぼんやりと空を見上げていたシリアにそう声をかけたのは、刀剣商のリレスだった。周囲の人間達が慌しく帰って行くのも気に留めず、ただ空を見上げている少女が心配だった。
「外は……地上では嵐でも起きているのかしら」
 ここは地底都市だ。街外のことは分からない。だから、急激な空の変化にシリアはそう呟く。リレスに連れられてシリアが家の中に入る頃には空はさらに影を増し、捩れるように大きく波打っていた。
「どうだろうなぁ。外部の天候の影響はないからここは楽園なんだって、最初から住んでた奴らは言ってたがね……」
 リレスは不安そうに空を仰ぎ、そうして大きなおなかを揺するように椅子に座る。
 見上げる空が本当は湖底なのだと知っている。だから、確かに嵐が理由なのだと思えば天上が波立つことに対しての不安が少しは軽くなるような気もした。
「あ……あそこ!?」
 シリアは、ふいに驚きの声を上げた。
 激しく波打っていた空に、先ほどまでの影ではない"何か"が揺らめくように見えていた。初めはぼんやりと。次第にハッキリと。その姿を天の……湖底の幕に映しだす。
 それは ―― 月と稲妻の紋章が描かれた碧い大軍旗。ラーカディアストが誇る炎彩五騎士。その碧焔の騎士をあらわす大旗は、風を孕むように大きくひるがえり華麗な姿をリュバサの民に見せつけていた。
「てっ、帝国の旗!? なんであんなものが映るんだ!?」
 リレスは腰を抜かさんばかりに驚き、そして窓辺に駆け寄った。空に映る物を見た人々の間に驚愕と恐怖が広がっていくのが分かる。数ヶ月前に王都シェスタを逃げ出したあの時の思いが皆の胸によみがえっていた。
「やっぱり帝国は……リュバサの存在を知っていたんだ……」
 シリアは震えるように自分自身を抱きしめた。ヒューイは知るはずがないと言っていたけれども。今の状況を見れば、帝国軍がこのリュバサに侵攻しようとしている。そうとしか思えない。
 あのときシェスタを追われたように。そして父母や兄を失ったように。また、自分は何かを失う事になるのかもしれない。そう思えてしまうことが苦しくて、シリアはぎゅっと目を閉じて座りこんだ。
「……いったい何だろうねぇ? 今日は何かの祭りかい。それにしても、もうちょっと楽しいものは映せなかったのかね」
 リレスはわざと明るい調子でそう言った。
 天がもたらす映像は怖ろしかったけれど、たとえ本当に帝国軍がこのリュバサに侵攻してきたのだとしても自分達にはどうすることも出来ないのだ。ただ、カスティナの騎士たちが自分たちを守ってくれることを祈るしかない。
 そんな無力な自分がいま出来ることは……なんでもいい。なにか馬鹿なことでも言って、目の前で震えるこの少女を笑わせ元気づけることくらいだった。
 

「あの空はどういうことだ?」
 フィスカは眉間に深く皺を寄せて、すぐ後ろに控えるリファラスに訊ねた。こんなことはまったく予想していなかった。
 自分たちの読みが甘かったのだと言われてしまえばそれまでだが、隠された地底都市というこの街の特殊な状況を考えれば、それも仕方がない。
「……完全に帝国はこのリュバサの位置を。いえ、それだけでなく仕組みをも知っていた。そういうことでしょうね」
 そう応える声は苦々しさで震えている。
 自分がもし敵としてこの街を陥とそうとするならば、やはり新月を迎える日の夕刻に動くだろう。それが唯一、リュバサの結界の力が弱まる時だからだ。そう考え、リファラスは深く息を吐きだした。
 昨日から湖のまわりを囲みながらも動く気配を見せなった帝国軍が、今日の夕刻近くになってにわかに動き出したのは、彼らがリュバサという街を……そのことを識っているからこそだろうと思われた。
「フォルテス殿をなんとか説得したは良いが、一足遅かったようです……」
 先制すべきだという自分の意見に反対するフォルテスを説き伏せるのに小一時間かかってしまった。その間に帝国は動き出してしまったのだ。フォルテスの頑迷さと自分の不甲斐なさに、リファラスは唇を噛んだ。
「それで……今はどのような状況なのだ?」
 国王フィスカは厳しい表情のまま腕を組み、もう一度空を見上げる。
 リュバサの民に警告を与えるように碧い大軍旗を映し出し、波紋を広げて歪む空。それは ―― リュバサの天井と呼ばれる湖底の結界が、帝国軍によって襲撃を受けているということを明らかにしていた。
 不幸中の幸いは、すでにリファラスの命で将兵を召集して出陣の準備を進めさせていた為、すぐに対応する出兵を促すことが出来たことだろうか。
「現在はジェラード将軍麾下のヒューイが一隊を率いて結界の支柱防衛のため回廊に向かっています。同時にアルタナ、ベスタの両将が軍を率い、帝国本隊の側背を突くべく南と西の鍾乳洞を進んでおります」
 物見の報告によれば、ラーカディアスト軍の総数はそんなに多くはない。平地の少ない湖岸に多くの兵を置いては身動きがとれなくなるからか、陣を布いていたのはおよそ5千といったところだった。
 それならば、いまリュバサに集結しているカスティナ本隊の方が数でだいぶ勝っている。
「帝国軍はリュバサへの入り口……北の鍾乳洞へと向かってきているようです。そこでジェラード将軍が正面より敵を迎えます。頃合を見計らい、西の森からベスタ将軍が側面を、そして南に出たアルタナ将軍が背後を突きます。そして東は湖です。帝国に逃げ場はありません」
 リュバサをめぐる鍾乳洞は深く入り組み、多くの出入口がある。それをうまく利用して帝国を籠の中に追い詰め、押し包むように撃破する。帝国軍の三倍にもおよぶ数を擁しているからこそとれる策だった。
「しかしリュバサの天井を覆う結界を帝国が知っているということは……カスティナ内部からの手引きがあったと考えるのが妥当ではないか? だとすれば、鍾乳洞のことも帝国は知っていると考えるべきだ」
 フィスカは懸念するように宰相を見やる。リファラスは強く頷いた。
「はい。残念ながら裏切り者の存在はあると考えるべきです。……このリュバサの内情に詳しい者。その中でも、結界の回廊の場所を知っている者はカスティナ首脳部でも僅かです」
 凛と藍色の瞳を煌かせ、リファラスは僅かに唇を噛む。
 リュバサの天井を支える結界が攻撃されたと知ったとき、リファラスは愕然とした。あの場所の存在を知っている者は十人にも満たない。その者たちの顔を思い浮かべてみれば、みな親しいといえる者たちだ。その中に裏切り者がいるのだと思うと暗澹たる気持ちにもなる。
 けれども私情や感傷は捨て、多くの状況や情報を併せ考えて対象を三人に絞った。そうしていくつかの仮定をたてたうえで今回の策をとったのだ。万全は期しているという自負はあった。
「現段階で帝国に通じている可能性があるのはロラン公。ナミラ殿。そして……アルシェ殿のご子息。この三名でしょう。味方を疑うのは嫌なものですが……」
「ちょっと待て、リファラス。ユーシスレイアの名がなぜそこに入るのだ!?」
 国王フィスカは目を見開いた。それは、一番あり得ない名前だと思った。自分が最も尊敬し信頼していた師アルシェの息子であり、しかもカスティナの軍神といわれた男だ。彼の真摯な人となりも良く知っている。
 リファラスも先程はユーシスレイアがここに居てくれればどれだけ心強いことかと嘆いたばかりではないか。そんな相手を疑う思考が理解できないというように、フィスカは大きく頭を振った。
「心情的には、私も有り得ないとは思っています。しかし彼の行方が分からない今、状況的には可能性がないわけではありません。これ以上後手を踏むわけに参りませんので、それを無視した策をとることは出来ません」
 怜悧な光をその目に宿して、リファラスは言う。
「ですから、この3人ともが存在さえ知らない出入口……南と西の鍾乳洞から側背を突くことを決めたのですよ、陛下」
「……そう、だったな。今は下手な感情論をぶつけるよりも、攻めて来た帝国軍を殲滅するのが先決であったな」
 フィスカは深い溜息をついた。
 王都シェスタを追われて以来、我がもの顔でカスティナの各地で国土を蹂躙しているラーカディアストの軍に対して、今までは為す術なく指をくわえて見ているだけだった。それが……ようやく反撃を開始する準備が整おうかというその矢先に、今度は隠された街であるはずのこの湖底都市リュバサが襲撃を受けてしまったのである。
 少しでも状況を好転させるためには、確かにこれ以上帝国の軍に対しての対応が後手にまわる訳にはいかなかった。
「ジェラード殿と帝国本隊が出会うよりも前に、ヒューイが回廊の支柱防衛を成してくれれば、さらに帝国軍を追い詰めることも出来るのですが……」
 リファラスは波立つリュバサの天井を見上げながら、脳裏に羅列した多くの情報や仮定を整理する。もうそろそろ、ヒューイの一隊が結界の支柱へと辿り着く頃であった。


 リュバサの案内人に導かれ、ヒューイが率いる一隊は鍾乳洞を先へ先へと進んでいた。
 いったいどこまで続くものなのか。鍾乳洞はリュバサの街から外界に向けていくつもの道を張り巡らせ、侵入者を阻む天然の要害となっている。なかでも結界を生む支柱のある場所へと続くこの経路はとくに難解だと言われていた。
「よく迷わないものだな……」
 まるで迷路のように入り組んだ複雑な道を、的確に選び取ってするすると前を進んでいく案内人に、思わずヒューイは感心する。もしリファラスから預かった経路図だけが頼りで、彼の案内がなかったならば自分達がこんなに早くこの道を抜けられたとは到底思えなかった。
「別に感心されるようなことじゃないです。俺はここしか知りませんからね」
 前を進む赤毛の青年は軽くヒューイを振り返り、苦笑しながらそう答えた。
 リュバサをめぐるすべての経路を知っている者は、『リュバサの案内人』と呼ばれる古来からこの町に住んできた者たちの中でさえ一人も居ない。彼らはそれぞれが与えられた区域の経路を分担して覚えている。それは親から子へ。そしてまたその子供へと、脈々と受け継がれてきたものなのだという。
「この経路を完璧に知っているのは俺と親父だけのはずなんですがねぇ。なんで帝国は知っていたんだろう」
 帝国の者たちがいとも簡単に『結界の回廊』と呼ばれるこの迷路のような道を通り抜けて結界の支柱へと辿り着いたというのは、にわかには信じがたいことだった。今までに何度かカスティナの主要人物を連れて結界の場へと訪れたことはあったけれど、リュバサの天井を守るための予防策として、一度として同じ経路を通ったことはない。
 宰相は誰かが寝返って情報を与えたのだろうと言っていたが、この仄暗い中たった一度だけとおった道を、完璧に覚えていた人間がいたということか? 案内人の青年には納得がいかなかった。
 もちろん今、リュバサの街をおおう湖底……リュバサの天井と呼ばれる結界の様子を見れば、その事実を認めないわけにもいかないのだけれど ―― 。
「まあ……記憶力の高い人間なら少しは覚えられるんでしょうけど。それでも辿り着くことは難しいはずですがねぇ」
 男は肩をすくめるように言った。
「さて。そろそろ中庭に着きますよ。帝国の者が居るでしょうからお気をつけください」
 これまでは、ところどころに設えられた行燈ランプで照らされていた洞内だが、ここに来てその数は減ってきている。しかし行燈の数に反比例して、洞内の明度はにわかに増していた。外が近いのだろうか。前方に柔らかな。そして新鮮な風の流れも感じられた。
「案内ご苦労だった、トロイ。おまえは軍人ではないのだから。巻き込まれないよう街に戻りなさい」
「ええ。そのつもりです。俺は戦えませんから。……ああ、そうだ。ヒューイさん。掃討が終わったらこれを吹いてください。音はしませんけど"リュバサの民"には聴こえます。ちゃんとお迎えに上がりますから、安心してこの先に進んでくださいね」
 帝国を追い出して結界の支柱を防衛しても、街に戻れないのでは困ってしまうだろう。赤毛の青年、トロイは袂から櫛のような形の薄い木細工を取り出すと、軽く吹く真似をする。
 それを受け取って頷くと、ヒューイはその眼差しを前方へと再び向けた。
「どの程度いるんだか……」
 ヒューイが率いてきた兵の数は、ほんの100人程度に過ぎない。それ以上はこの経路を通ることが出来ないからだ。帝国にしてもそれは変わらないだろうとは思う。けれどもし手に負えないような人数が相手側にいれば、これから己が為す戦い方も変わってくる。
 だから近付く気配を悟られないよう十分に気をつけながら、ヒューイは部下たちと共にトロイが『中庭』と言った場所へ進んだ。前方から流れてくる風は、どこか甘い香りを載せているように感じられた。
「 ―― !?」
 急に、目の前に広い空間が開けた。
 それまで仄暗い洞内を歩んでいたヒューイ等一隊は、その明るさに一瞬目が眩んだ。けれどもすぐに体勢を立て直すように深く瞬いて、しっかと前方を見やる。
 その場所は、確かに『中庭』だった。美しく整えられた庭木が整然と植えつけられ、そこかしこに設えらえられた花棚は多くの花を咲かせ華やいでいる。先ほど風にのって流れ込んだ芳香は、その花々から薫っているようだった。
 中央にはカスティナの神々が彫り込まれた美しい石柱をもつ四阿あずまやが建ち、近くに湧き出る泉や花々を愛でるためなのか、その下には白い長椅子が置かれている。右手奥にはさらさらと音を立てて流れる噴水さえ見て取れた。
「まるで後宮の庭園だな」
 あまりに長閑な光景にヒューイは苦笑した。予想に反して、帝国兵の姿はどこにもない。
「ここも、リュバサと同じでどこかの湖底ってことか」
 ヒューイは感慨深げに天を仰いだ。周りの壁がぐるりと見えるのだから、もちろんリュバサの街の規模に比べれば何千倍も小さいのだろうけれど。山の中央をくりぬいて造られたように、ぐるりと囲む岩肌は天高く仰ぐように続き、その上にはまるく切り取られた蒼空がきらめきと共に浮んでいた。
「特に隠れられるような物はありませんでした。ヒューイ殿、帝国軍は既にここにはいないかと思われますが」
 この"中庭"を注意深く見回っていた部下たちが、再びそれぞれ整列してヒューイに報告する。腰に佩いた剣の柄にかけていた手を放し、彼はゆっくりと頷いた。
「この場所全体が、結界を支える柱だ。おそらく帝国軍は結界を乱す何かを残していったはずだ。それを探して取り除く」
 戦いではなく探し物になるとは最初の予定と違ってしまったが、帝国兵がいないのでは戦いようがない。これならば、トロイを街に帰すのではなかったと後悔した。それも、いまさら仕方のないことだが。
「それにしても……一度は結界の支柱を制しておきながら、保持せずに去るというのはどういうことだ? 本気でこの結界を制圧する気はなかったということか……それどころか、ここに帝国兵たちが来た形跡さえ見当たらないというのは、いったいどうことなんだ……」
 敵方が何を考えているのかまったく掴めない。すべてにおいて自分達カスティナの対応が後手を踏んでいるような感は否めず、ただいたずらに不安感が増す一方だ。
 今まではリュバサの街の存在に、カスティナ首脳部は精神的に優位に立っていられた。けれどもリュバサを熟知しているような帝国軍の動きに、その安心は脆くも崩れていた。負のスパイラルだと、ヒューイは思わず苦笑する。
「早急に結界を正常に戻し、我が軍が展開する帝国本隊包囲網への援護を行う。急げ!」
 それさえも帝国……今、かの軍を指揮している碧焔の騎士の思い通りであるような気がしたが、今の彼らにはそれを行うことしか、進むべき道はなかった。

 Back  Top  Next 


Copyright(c) Maki Kazahara all rights reserved.
2006.6.25 up